中学受験 個別指導・家庭教師を選ぶポイントは、「一般論を言わない人」かどうか

中学受験「あるある」な話題について

個別指導の先生や家庭教師を選ぶのは、難しいことです。以前にも、個別指導塾に通った/家庭教師を雇われたことがあれば、そのときの先生を軸にして、[いい先生の基準]ができると思います。ですが、お願いするのが初めてという場合は、「あれ?」と思うことがあっても、「そんなものか」となってしまいそうです。

そこで、仮に「家庭教師の自分」が、中学受験生の親だとして、子どもの個別指導の先生/家庭教師を選ぶとしたら、大切にするであろうポイントを書いてみました。(トートロジーのような文章だ・・・w)

我が子を見てくれているか? 一般論を話していないか?

私が先生を選ぶとして、もっとも大事にしたいポイントは、「うちの子を見てくれているか?」です。ただし、「明るくて元気なお子さんですね!」みたいに言ってもらうことを、期待しているわけではありません。(もちろん、そういった本人の性格を捉えてもらうことも大事ですし、褒められたら親としては非常にうれしいとは思いますが。笑)

そうではなくて、「一般論ばかり話していないか?」を会話の中で、注意深く探ると思います。

体験授業の場で、親の私が、先生に「国語の『四科のまとめ』はどう使っていけばいいですか?」という質問をしたとします。そして、先生が、「お子さんがお通いの早稲アカでは、夏休みに一周、秋以降にもう一周させられる(※)ので、それに合わせていけば大丈夫ですよ」と答えたとします。

この発言からは、先生が集団塾の事情に詳しいことはうかがえるので、「頼れる!」と思う方もいるかもしれません。しかし、単に自分が知っていること(一般論)を述べているだけで、その子が、『四科のまとめ』をどう使っていくべきか?」と熟考した末での返答ではないのです。

(※ ちなみに、これは3年くらい前までの話です。以前は早稲アカ全体でのルールとなっていたようですが、現在は校舎や担当講師によって指示が違うようです)

私が親なら、家庭学習の状況をヒアリングした上で、返答してくれたらありがたいな、と感じることでしょう。たとえば、「今、お子さん自身の知識の定着具合はどのくらいですか?」「受験校はどこですか? なるほど。A中学なら、知識問題の出題量は多く、配点も高めですから、今(5月)から取り組み始めたほうがいいです」「今、他の科目の一週間の学習状況はどうですか? 新しく何かを始められる余裕がないなら、単元を絞りましょう」など。

また、必ずしも上記のように、丁寧であればいいというわけではないと思います。親の私が「わが子が多少転んでもいいから、中学受験を通して、自走する力を身に着けさせたい」と考えていたとします。そうであれば、「じゃあ、〇〇さん(わが子)はどう取り組んでいこうと思っているの?」と、まずは本人に考えさせて、講師からはヒントだけを与える、というやり方のほうがうれしく感じるでしょう。

とにかく、個別指導・家庭教師の先生が、「わが子」「うちの家庭」に向けたアドバイスしてくれるかどうかを確認しますね。よって、子どもや家庭のことを「知ろう」としているかどうかも大切です。そのためには、学習状況だけでなく、子どもがこれまでにやった習い事や趣味、親自身に関する質問を受けることも、やぶさかではありません。

社会人として、常識的な言動や身なりかどうか?

ここからは「家庭教師」を選ぶ基準の話題となります。私は指導先のご家庭から、「先生(筆者)の前に来ていた家庭教師は、連絡もなく3~40分遅刻してきた」とか、「子どもや家族の許可なく、勝手に本棚の本を取り出して読んでいた」とか、「子どもが問題を解いているときに、スマホをいじって、ネットショッピングをしていた」といったお話を聞いたことがあります。

たしかに、今まで取り引きのあった家庭教師センターの中には、「指導中は、スマホの電源は必ずオフにしてください」とルールを明文化しているところもありました。自分からすれば、「生徒を教えるとき、画像や動画が見せられて、指導の幅が広がるのになぜ禁止にするんだ?」と解せなかったのですが、まさか、そんな幼稚な事情があったとは・・・、と悪い意味でびっくりするばかりです。

このご時世に知らない人を自宅に挙げること自体、本来はリスキーなことですよね。やはり自分が親だとしたら、家庭教師を選ぶ際に、教え方云々以前の問題として、言動や身なりが「社会人として常識的なものかどうか」は注意すると思います。


家庭教師の生徒さんを募集しております。(指導科目は国語・社会)

詳しくは以下の「筆者プロフィール」ページをご覧くださいませ。
https://kaitai.blog/2023/04/26/profile_2023426/

筆者メールアドレス
oosugi.genpaku@gmail.com


【関連記事】

コメント

タイトルとURLをコピーしました