2学期に入りました。小4〜小5においては各科目の難易度があがり、家庭教師をお探しの読者様もいらっしゃることと思います。
「家庭教師選びの際の考え方」については、業界に身を置いている自分から見ると、意外と情報化されていないことが多くあるなと気づき、以下の記事を書きました。
上記は、「家庭教師センター」を経由して先生を派遣してもらう際、良い先生にあたる確率を上げる方法に関する記事です。
登録の段階で条件を絞ってしまうと、【マッチングする講師の絶対数が少なくなる≒良い先生に当たる確率も少なくなってしまう】。だから、その点に気を付けると良いですよ、という内容でした。
ただし、「良い先生」の定義は人によりけりです。ある子どもにとって、「イマイチかも・・・」という先生でも、別の子どもにとっては、「良かった!」となるわけです。
ですので、根本的な話をすれば、家庭教師を選ぶ前には、親御様が「家庭教師に何を求めるのか?」という点をはっきりさせることが大切です。
もちろん、「成績を上げたい」「志望校に合格したい」というのは、皆様そうだと思うのですが、それらとは別軸を考えてみていただきたいのです。
・目標を達成するために、今、自分のお子様には何が必要で、
そのために、家庭教師に具体的にどのように関わってもらいたいのか?
(本人への関わりだけでなく、親にどのように関わってほしいのかまで考えられるとベター)
・家庭教師との学習を通して、お子様に「3ヶ月後」「半年後」にどうなっていてほしいか?
上記は考え方の一例です。
そして、家庭教師センターを通さずに、インターネットで直接契約のプロ家庭教師を探されている場合は、その先生のホームページや、ブログ記事、SNSをじっくり読みこむことをオススメします。そのうえで、上記の赤線部について、実行・達成できそうな先生なのかを判断されてみてください。
実は私はこの仕事を始める前、一時期、文筆業をしていました。SNSなどを使って、結構な人数の方にアプローチをし、インタビューを繰りかえしてきたのですが、その経験からわかったことは、Webの文章には人となりがでる、ということです。
名のある出版社から出た本は、編集者の手がびっちり入るので、意外と「その人らしさ(特にマイナス面)」は隠れることもあるのです。
しかし、個人のホームページや、ブログ、SNSはそういった第三者の介入がないので、明確に人物そのものがあらわれます。誰かの記事やポスト(旧ツイート)を見たとき、微妙に「あれ・・・?」と引っかかる違和感があるのならば、その予感は当たります。逆もまた然りです。
個人的には、たった1時間程度の体験授業だけで、講師がどういう人物かを判断するのは容易なことではないように思うのですが、ホームページ、ブログ記事、SNSなら、時間をかけてその先生のことを探り放題、判断し放題です。
ある意味では、家庭教師センターに登録して、マッチング運に賭けるよりも、「お子さまにとって」良い先生は見つかる方法に思います。ぜひぜひ、そこは手間をかけてみてください。ただし、人物を見抜くには、本当の意味での読解力が必要で、親御様の力は問われることにはなりますが・・・。
ちなみに、私のブログ記事も、色々と読んで、バシバシ判断していただきたいです(笑)。
家庭教師の生徒さんを募集しております。(指導科目は国語・社会)
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